WindowsPCで講義動画のスライドを一発でスクショする方法
はじめに
お久しぶりです。
今回は講義スライドが配られない不親切な学生想いな教授の授業動画で、講義スライドを楽にスクショするための方法をご紹介します。
おそらく最も一般的な方法はPRTSC(もしくはWindows ロゴキー+SHIFT+S)だと思いますが、これではいちいち領域選択しないといけないのでめんどいです。
そこで思いついたのは、「撮影する領域を予め座標で設定して、何らかのショートカットキーを押すことでその領域をスクリーンショットし、クリップボードに入れてくれる」というものです。
その思いつきを叶えてくれるのは、UWSCです。
Windows自動化フリーソフトとして有名で、私も度々お世話になっています。
早速やり方を見ていきましょう。
方法
①上記リンクからzipファイルをダウンロード、解凍すればUWSCは準備OKです。
②次にメモ帳を開いて、実際にコードを書いていきます。
今回使うのはSAVEIMG関数です。
SAVEIMG( [画像名, ID, x, y, 幅, 高さ, クライアント指定, JPEG指定, 画面取得指定] )
③それでは撮影領域を設定しましょう。
MPPUtilityをインストールします。
MPPUtilityを起動させてマウスを動かすと、画面左上隅を原点とするマウスの座標を知ることができます。これを基に、
- 上のx,y→撮影領域の左上角の座標
- 幅、高さ→(撮影領域の左上角の座標)ー(撮影領域の右下角の座標)
と設定していきます。
(2021.9.27追記)撮影領域の左上角の座標を(x1,y1)、撮影領域の右下角の座標を(x2,y2)と置くことで、幅や高さをいちいち求めなくていいことに気づきました。
その他の設定はこちらを参考にしました。:SAVEIMG関数 - UWSCでネトゲマクロ (kobuji.me))
x1=120
y1=260
x2=760
y2=735
SAVEIMG("",0,x1,y1,x2-x1,y2-y1,TRUE,0,0)
ID=GETID("OneNote")
SCKEY(ID, VK_CTRL, V)
このコードは実際に私が使っているものです。
講義動画のウィンドウを画面左半分に表示させながら、右側でOneNoteで講義内容のまとめを作っているため、撮影領域は左やや上となっています。(OneNoteの素晴らしさについては、以下の記事をご覧ください!)
また録画状況によってウィンドウの位置が若干変わることがあるため、変えやすいように座標を変数を設定しています。
最初の引数である画像名を””内に書き、JPEG指定を100にすると、jpeg画像ファイルとしてUWSC.exeと同じディレクトリに保存されます。画像だけ溜めておきたい人はこの設定を使ってもよいでしょう。
そしてOneNoteにペーストするため、CTRL+Vの同時押しを行います。
これをメモ帳で書いたら、拡張子を「すべてのファイル(.)」に変更して、「講義スライド.UWS」のように保存します。
UWSCを起動して、設定→ランチメニュ→ランチメニュの設定から、0にスクリプトファイルで先ほどのファイルを選んでOKを押します。
下のHot KeyからCTRL+0(ゼロ)を選びます。
これで設定は完了です。
講義スライドをスクショする際には、CTRL+0(ゼロ)→0(ゼロ)と押せば、もうクリップボードに講義スライドのスクショがあります。あとはお好きにペーストして使ってください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
Zoomを録画した状況によってサイズも変わってきますが、おおむね同じくらいなので長く使えます。
なにより講義をいちいち再生停止してスクショしたり、流しっぱなしでスクショして講義内容をメモする時間がとれなかったりと、意外と時間的・教育的ロスがあります。(つべこべ言わずにスライドのPDFをあげてくれる優しい教授だったら最高なのに・・・!)